え、こんなに⁉︎フェアリーフォレストで学生たちが見つけた“きのこの世界”をレポート

フェアリーフォレストできのこ観察

9月6日(日)、泉パークタウンのフェアリーフォレストで、学生たちが森の中をじっくり観察する姿がありました。

地面をのぞき込んだり、スマートフォンを向けたり。

みなさんが探していたのは…

「きのこ」です。

この日行われたのは、宮城県が主催する「みやぎ遊び場づくりプロジェクト」の一環として開催された「きのこ観察ウォーク」。

残念ながら今回はまちぼいす編集部が現地に伺うことができなかったのですが、運営事務局を務めるミヤギテレビ事業部さんから、当日の詳しいレポートとたくさんの写真を届けていただきました。

その内容を見ていると、

「フェアリーフォレストって、こんな楽しみ方もあるんだ!」

と、いつもとは少し違った地域の魅力が見えてきました♪

今回は、学生のみなさんが見つけた“身近な自然のおもしろさ”をご紹介します。

宮城の自然を“遊び場”に。「みやぎ遊び場づくりプロジェクト」

今回の取り組みは、単なる自然観察イベントではありません。

宮城県が行う「みやぎ遊び場づくりプロジェクト」は、県内の大学生など若い世代に、宮城の海や山といった自然をフィールドにした体験や交流を楽しんでもらい、「宮城で暮らす魅力」を感じてもらうことを目的とした事業です。

背景には、県内の大学生が就職などを機に県外へ出ていくという課題があります。

仕事だけでなく、休日の過ごし方や地域とのつながりも含めて、

「やっぱり宮城がいいな」

と思ってもらうきっかけをつくり、将来的な県内定着につなげていこうという取り組みなんです。

また、学生は参加するだけではありません。

地域づくりに関心のある学生が「みやぎ遊び場サポーター」となり、企画や募集、運営にも関わる仕組みになっています。

そして今回、自然観察の舞台のひとつとなったのが、泉パークタウンのフェアリーフォレスト。

フェアリーフォレストは三菱地所の所有地ですが、「みやぎ遊び場づくりプロジェクト」でこの場所を活用したいという相談をきっかけに、三菱地所も協力し、今回の自然観察が実現しました。

今回の「きのこ観察ウォーク」には、大学生・高専生・専門学校生7名が参加し、さらに運営側の学生サポーター4名も参加しました。

ここでちょっと豆知識。

「フェアリーフォレスト(妖精の森)」という名前は、泉パークタウンの街開き35周年アニバーサリーフェスタで、お住まいの方々から名前を募集して決まったものなんです。

地域の方々が関わって命名されたフェアリーフォレスト。

こういう由来を知ると、いつもの場所がちょっと特別に見えてきますね♪

いつもの森を「きのこ目線」で歩いてみる

きのこ観察の様子

学生のみなさんは宮城大学に集合した後、バスでフェアリーフォレストへ。

案内役となったのは、仙台キノコ同好会の須川敏幸さんをはじめとするみなさんです。

フェアリーフォレストの中では、ただ「きのこを見つける」だけではありません。

「どんな場所に生えているのか」

「周りにはどんな木があるのか」

「きのこと樹木には、どんな関係があるのか」

そんな話を聞きながら、一人ひとりが足元を観察していきます。

見たことのないきのこを発見すると、仙台キノコ同好会のみなさんに名前を尋ねたり、写真を撮ったり。

樹種によって生えるきのこが違うという説明には、学生のみなさんから思わず「へぇー」という声も上がったそうです。

住宅地のすぐそばで、10種類弱ものきのこを発見

今回のレポートを読んでいて、特に驚いたのがここ。

フェアリーフォレストでは、この日の観察だけで10種類弱のきのこが見つかったそうです。

フェアリーフォレストの周辺には、すぐそこに住宅地が広がっています。

「自然観察」と聞くと、山奥まで出かけるようなイメージを持ってしまいますが、私たちの暮らしのすぐそばにも、これだけいろいろな生きものの世界が広がっているんですね。

学生のみなさんは、事前に用意された「きのこカード」も使いながら観察。

カードには毒性の有無や珍しさ、さらに須川さんの主観による「おいしさ」まで記載されていて、実際のきのこと見比べながら探していたそうです。

きのこカードとシロハツ

なお、きのこは非常に種類が多く、その場で正確に分類することが難しいものもあるとのこと。

今回確認されたものの中には、シロハツやアイタケ、クロハツ、ウスタケなどの仲間とみられるものもありました。

今度は宮城大学へ。見て、採って、香りも確かめる

宮城大へ

フェアリーフォレストでの観察を終えると、一行は宮城大学大和キャンパスへ移動しました。

ここでも芝生や池の周辺を歩きながら、きのこを探索。

そこで見つかったのが、アンズタケです。

アンズタケは少し甘い香りがあり、ヨーロッパでも人気のあるきのこなのだそう。

学生のみなさんも実際に採集し、鼻に近づけて香りを確かめていました。

アンズダケの香りを確かめる学生

写真を見るだけでも、ただ説明を聞くだけではなく、

探す、見つける、触れる、香りを感じる。

五感を使って自然を知っていく体験だったことが伝わってきますね。

「食べる」ことからも、きのこを知る

自然観察のあとは、きのこを使った料理の試食も行われました。

ただし、この日自分たちで採集した野生のきのこを食べたわけではありません。

原発事故の影響により、現在も宮城県内の一部の野生きのこには出荷・販売の制限があります。

そのためこの日は、制限のない隣県産のきのこを使った料理や、宮城県が栽培したハタケシメジを使った料理などが用意されました。

そして試食では、ちょっと素敵な出来事も。

これまできのこを食べられなかった学生が、この日の体験をきっかけに初めてきのこを食べることができたそうです!

森で見つけて、その生態を知り、最後には食文化まで体験する。

ひとつの「きのこ」を入り口に、自然との距離が少しずつ近づいていったのかもしれません。

「身近にこんな自然があることに驚いた」

イベント後のアンケートでは、

「身近にこんな自然があることに驚いた」

「きのこの生態や種類など、有識者に聞かなければ分からないことを知ることができた」

「きのこ料理の試食がおいしかった。家でも作ってみたい」

といった声が寄せられたそうです。

今回のレポートで印象的だったのは、特別な山奥へ出かけたわけではないということ。

学生のみなさんが自然のおもしろさを発見した場所のひとつは、私たちの暮らす泉パークタウンのフェアリーフォレストでした。

泉パークタウンのセンターエリアにある美しい街路樹。

泉パークタウンの街並みを代表する景観で、冬にはライトアップもされるフェアリーフォレスト。

普段何気なく見ている場所でも、詳しい人と一緒に歩いたり、少し目線を変えてみたりすると、まだ知らない世界が見えてきますね。

今回届いた写真やレポートを見ていると、フェアリーフォレストって、まだまだ知らない顔を持っているんだなぁと感じました。

普段は何気なく通り過ぎてしまう森の足元にも、実はいろいろな生きものの世界が広がっている。

こういう「住んでいるのに知らなかった!」を見つけると、なんだかちょっと得した気分になります。

次にフェアリーフォレストを歩くときは、きっと足元ばかり見てしまいそうです。

ただし、きのこを見つけても「これ、おいしそう!」は禁物です!

きのこ好きの方、ダメですよ〜(笑)。

遠くまで出かけなくても、身近なところに「へぇー」がある。

そんな発見ができるのも、泉パークタウンで暮らす楽しさのひとつなのかもしれませんね。

次はどんな知らなかった地域の魅力に出会えるのか、楽しみです。

ではでは。

よっしー

この記事書いた人

よっしー

人・もの・コトとの出会いが好き。
その場所に流れている空気や、何気ない会話の中にある誰かの「想い」を、そっと見つけて伝えていけたらと思っています。

投稿記事について

このページに掲載されている画像は、まちぼいす掲載用に提供していただいたものです。

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※本記事は、「みやぎ遊び場づくりプロジェクト」運営事務局(ミヤギテレビ事業部)より提供いただいた当日のレポート・写真をもとに制作しています。