気づけば16年。まちのいろんな思い出と一緒に歩んできた「ブレアガーデン」

ブロッコリーと生ハムのペペロンチーノ

泉中央方面から泉パークタウンへ向かってくると、まちの入口ともいえる場所にある「桂ガーデンプラザ」。

その敷地内に建つ一軒家レストランが、ブレアガーデンです。

道路側から見ると、スターバックスなどが並ぶ商業エリアの一角。

でも店内に入って奥へ目を向けると、そこにはまた少し違った景色があります。

大きな窓の向こうに広がるのは、桂島緑地の木々。

テラス席もあり、天気の良い日には緑を眺めながら、ゆっくり食事やお茶を楽しめそうな空間です。

泉パークタウンに暮らしている方なら、「前を何度も通ったことがある」「家族で食事に行ったことがある」「誕生日や記念日に利用した」という方も多いのではないでしょうか。

今回お話を聞かせてくださったのは、ブレアガーデンを運営されている株式会社エスワイピー本部の小林さん。

お話を伺ってみると、ブレアガーデンがこの場所で16年間目指してきたのは、単に料理を提供するレストランではありませんでした。

そこにあったのは、

「地域に愛され、お客様とともに成長するレストラン」

という、オープン当初から変わらない想いでした。

今回は、泉パークタウンの入口で長く地域の人たちを迎えてきたブレアガーデン。

どんな想いでこの場所にあり続けてきたのか、お話を聞いてみました。

実は、一度はこの場所への出店を諦めていた

ブレアガーデンとこの場所とのご縁は、現在のお店がオープンするより前までさかのぼります。

当時、現ブレアガーデン会長が、「この場所でお店をやらないか」という話をいただいたことがあったものの、その頃はまだ、この規模の店を運営する力がないと判断し、一度は断念したそうです。

その後、別のお店が営業していた時代にも、お客さんとしてランチやディナーに足を運んでいました。

そしてある日。

いつものようにランチに訪れてみると、入口に「閉店」の張り紙が。

すぐに管理会社側へ連絡し、そこから話が進み、現在のブレアガーデンの出店へとつながりました。

お客さんとして通っていた頃から、「自分たちだったら、こんなお店にしたい」「ここなら、こんなこともできそう」と想像を膨らませていた場所だったそうです。

一度は諦めた場所に、巡り巡って自分たちのお店を開くことになる。

なんだか少し、物語がありますよね。

「大人のお店」だけでは、このまちには合わない

ブレアグループ(ブレアガーデン)にとって、住宅街の中への出店は初めての挑戦でした。

それまでのお店では、特に大人がゆっくり食事やお酒を楽しめる空間づくりを得意としていたそうです。

でも、泉パークタウンではそれだけではいけない。

静かに食事を楽しみたい人にも心地よく、それでいてお子さん連れの家族にとっても使いやすい。

そこで考えたのが、

「地域に愛され、お客様とともに成長するレストラン」

というコンセプトでした。

たとえば、初めてのデートで来た二人が結婚して、やがて子どもが生まれる。

その子どもの誕生日を、今度は家族みんなでここで祝う。

そして年月が経ったら、その子どもがまた大切な人を連れてくるかもしれない。

お店だけがそこにあり続けるのではなく、そこを利用する人たちの人生と一緒に時間を重ねていく。

開店から16年が経った今、振り返ってみると、少しずつ当初思い描いていた店になってきたと感じているそうです。

こういう話を聞くと、地域に長くあるお店って、単に「営業年数が長い」というだけではないんだなと思います。

目指すのは「もっとも身近な非日常」

ブレアガーデンが大切にしている言葉のひとつが、

「もっとも身近な非日常」

旅行へ出かけるほど時間やお金をかけなくても、いつもの暮らしからほんの少し離れて、リゾートのような気分を味わえる場所。

そんな空間を目指しているそうです。

この言葉、実際のお店を見るとなんとなく分かる気がします。

表側は桂ガーデンプラザの一角。

でも、大きな窓の向こうやテラス側には桂島緑地の木々が広がっています。

買い物や日々の用事で行き来するいつものまちの中にありながら、お店に入ると少しだけ空気が変わる。

天気の良い日にテラスで過ごしたり、窓越しに季節の緑を眺めながら食事をしたり。

遠くへ出かけなくても、暮らしているまちの中で少し気分を切り替えられる。

「もっとも身近な非日常」という言葉は、そんなブレアガーデンの立地にもよく表れているのかもしれません。

夏になると問い合わせが増える「桃のパスタ」

ブレアガーデンらしい料理として教えていただいたのが、季節のフルーツを使ったパスタ。

中でも夏季限定の「桃とモッツァレラチーズの冷製パスタ」は、毎年提供時期が近づくと、「今年はいつから始まるの?」という問い合わせが増えるほど人気なのだとか。

例年8月頃に提供されているので、残念ながら今年はいただけません。

桃とモッツァレラチーズの冷製パスタ
桃とモッツァレラチーズの冷製パスタ

桃は傷みやすいうえ、注文が入ってから皮をむく必要もあり、一般的な料理以上に手間がかかります。

それでも、旬のおいしいものをできるだけ手頃に提供するため、仕入れは産地まで直接買い付けに行くこともあるそうです。

スタッフの皆さんも、提供期間中は桃むきに大忙し。

それでも毎年、「今年は○○個目指そう!」と盛り上がる、夏の恒例行事のようなメニューになっているそうです。

写真でも分かるように、お皿には桃がたっぷり。

桃とモッツァレラとパスタ。

私はまだいただいたことがないんです^^;

正直、どんな味なのかかなり気になります!

「おそらく食べたことがない美味しさ」とお店の方も話してくれました。

来年の夏こそは、いただきたいと思います。

誕生日、記念日。誰かの「大切な日」が重なっていく場所

ブレアガーデンでは、誕生日や記念日の利用もとても多いそうです。

予約に合わせてデザートプレートを用意したり、シーンに合わせたBGMを流したりと、サプライズのお手伝いをすることも。

今回いただいた写真の華やかなデザートプレートも、そうしたお祝いのために用意されているものです。

そしてディナータイムには、料理を二人でシェアして楽しむ人気コース「2人でイタリアンディナー」も。

考えてみれば、「家から近いから行くお店」から、「大切な日に行きたいお店」になっていくことって、地域のお店にとってかなり特別なことですよね。

オープン当初に描いていた「お客様の人生の中で大切な日を一緒に祝えるレストラン」という姿が、16年という時間の中で少しずつ形になっているように感じます。

人気のコース「2人でイタリアンディナー」

大満足ランチ♪

Bランチ
パスタランチセット

先日私もランチを食べに行きました。

パスタランチセットは、A・Bとパスタを選べます(その日でA・Bの内容は変わります)。

この日私が選んだのは、「生ハムとブロッコリーのペペロンチーノ」でした。

ランチセットは、パンとサラダとパスタにドリンクがついててお腹も大満足。

しかもパスタの量や形状も選べます!(一部有料)

ランチメニュー
価格は取材時のものです。

メインのパスタですが、なんとテーブルでチーズを削ってかけてくれます。

しかもお好みの量を!(もちろん常識範囲内で)

私は、スタッフの方のおすすめ量でお願いしました。

本当はたっぷりお願いしたかったんですが、最近お腹具合を気にしてまして…^^;

スタッフさんのおすすめ量だけあって、とっても美味しくいただけました!

個人的にペペロンチーノにチーズをかけるイメージはなかったんですが、暖かいパスタにかけたチーズが、丁度よく溶けてパスタに絡んですごく美味しかったです。

ちょっとしたことで美味しくいただける。

まだまだ知らないこと多いなぁって感じました^^

最初から順風満帆だったわけではありません

長く地域に親しまれているブレアガーデンですが、オープンしたばかりの頃は、料理やドリンクの提供が追いつかないなど、思うように営業できなかった時期もあったそうです。

ある日、不手際が重なってしまったお客様へスタッフが懸命に対応し、その後、店内に残されていた忘れ物を自宅まで届けたことがありました。

すると後日、そのお客様が再び来店。

手作りのお菓子とともに、長い感謝の手紙を持ってきてくださったそうです。

スタッフにとっては、思わず嬉し涙が出た、忘れられない出来事になったそうです。

そこから学んだのは、うまくいかない出来事があったとしても、その後どう向き合うかで関係は変わるということ。

16年続くお店の背景には、料理やサービスだけではなく、こうした一つひとつのお客様とのやり取りも積み重なっています。

このまちの、こんなところが好き

私からの恒例質問、「泉パークタウンの好きなところは?」にもお答えいただきました。

いくつか挙げてくださいました。

紫山2丁目交差点から紫山公園までの並木道。

大倉緑地周辺の桜並木。

アウトレットとロイヤルパークホテル周辺の冬のイルミネーション。

朝日の公園のベンチから見る景色。

そして宮城県図書館。

どれもここで暮らしている方なら、「ああ、あそこね」と共感できる場所で納得ですね。

この地域についても、車で走っているだけで季節の訪れを感じられる自然の豊かさや、地域の人たちとの関わりに魅力を感じているそうです。

春には桜。

夏には深い緑。

秋には並木の紅葉。

冬にはイルミネーション。

ブレアガーデンもまた、そんな泉パークタウンの季節の中で、16年間時間を重ねてきた場所のひとつなんですね。

これからも、このまちと一緒に

Trattoria Blair Garden

ブレアガーデンがこれからも目指していくのは、開店した頃から変わりません。

「地域に愛され、お客様とともに成長するレストラン」

地域に根差しながら、これからもたくさんの人の笑顔や思い出を一緒につくっていける存在でありたいと話してくれました。

今回お話を聞いて印象に残ったのは、

「16年間、ここで暮らす方たちと一緒に時間を重ねてきたお店なんだなぁ」

ということでした。

昔デートで来た人が、今度は家族で来る。

子どもの頃に家族と来ていた人が、いつか自分の大切な人を連れてくる。

そんなふうに、まちの時間と人の時間が少しずつ重なっていく場所。

まだ行ったことがない方はもちろん、「そういえば最近行ってないな」という方も、久しぶりに訪れてみると、以前とはまた違ったブレアガーデンの楽しみ方が見つかるかもしれません。

そして天気の良い日には、ぜひ窓の向こうやテラスから見える緑にも注目してみてください。

いつもの泉パークタウンの中で、ちょっとだけ「非日常」を感じられるかもしれません。

ではでは。

Trattoria Blair Garden

  • 住所:仙台市泉区桂1-1-1 桂ガーデンプラザ内
  • 電話:022-739-7715
  • 営業時間:
    平日ランチ 11:00〜15:30 土・日・祝ランチ 11:00〜16:00
    ディナー 17:00〜22:00(ラストオーダー 21:00/コース 20:30)
  • 定休日:木曜日、12月31日・1月1日
  • 駐車場:あり
  • 公式サイト:ブレアガーデン公式サイト

※営業時間・定休日などは変更になる場合があります。ご来店前に公式サイト等で最新情報をご確認ください。

よっしー

この記事書いた人

よっしー

人・もの・コトとの出会いが好き。
その場所に流れている空気や、何気ない会話の中にある誰かの「想い」を、そっと見つけて伝えていけたらと思っています。

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